全国初、無流水渓流対策のモデルケース

星ケ台砂防堰堤工事
本工事は、無流水渓流対策として全国で初めて施工された砂防事業であり、施工管理の面でも多くの新たな課題に直面した現場でした。対象となる星ケ台の渓流は、常時流水がない小規模流域(約0.025km²)でありながら、土石流発生時には広範囲に影響が及び、下流の住宅地や学校など重要な保全対象を確実に守る必要がありました。
本工事では、左右支渓に透過型砂防堰堤を配置し、合計約2,600㎥の土砂・流木捕捉機能を確保する計画のもと、品質・工程・安全を重視した施工管理を実施しました。
特に課題となったのは、住宅密集地に隣接する狭隘な施工環境への対応です。工事用道路が限定される中、小型機械の採用や資機材の適時搬入を徹底し、工程遅延を防止しました。また、通学路や生活道路に配慮し、誘導員の配置や搬入時間の調整など、安全最優先の現場運営を行いました。
本工事は「制約条件の中でいかに安全かつ合理的に完成させるか」という施工管理の本質が問われた現場でした。今後も本経験を活かし、地域の安全・安心を支える施工に取り組んでまいります。
